妄想の話。

たぶんやさしい職場のよく知らない彼に、

デッサンのモデルをお願いする。

昭和の香りのするなで肩のいい男。

幸福な妄想に踊る朝。

 

物語は既に佳境、激しい愛は冷めて迷走。

妄想しすぎと隣の席のボインから注意を受ける夕暮れ。

いったい誰に、不実というの、

この葛藤が病じゃないと、さぁ確かめて、

君よりちょっと、バカなあの娘に電話して。

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