可愛くなった日。

美容室に行った。

おまかせコースで、担当のお姉ちゃんはえいくらななとYUKIを足したような、とっても可愛い25歳。

なりたい髪型などわからないのでうだうだしていると、

「じゃぁこれだけはヤダ!を教えてください!」

「・・・きたない感じは嫌です。」

そりゃそうだと苦笑いされる。

 

3年も恋人がいないというお姉ちゃん。

「あなたほど可愛い娘が?!」と3回絶叫。

「元彼とは今でも会ったりするんですけど~いい友達です。」

「・・・んなわけないだろう。下心があるだろう、そいつ変態?」

「でも2人であったりしないですよ。」

「でもでもじゃないよ、そいつは誘われて馬鹿面ひっさげて会いにくるんだろう?」

「なんかグサグサきますね~いや本当に友達なんです。。。あ、でもこないだ友達交えて3人で飲みに行ったんですけど、帰りに2人になっちゃって、帰り道にキスされましたけど。」

「・・・そりゃ礼儀正しい男だな。」

ほ~らほ~らほ~らみてみろ!んなわけないんだよ!友達とキスするかってんだ。

「でもあたしはほんとになんとも思ってないんですっ!」

貴女はなんとも思ってない奴にキスさせるような汚い女性には見えませんよ。

「・・・でも彼女いるんです。」

あぁ、その感じね。

 

コメントすべきは物語につきあった上、シチュエーションまで用意する気の利いた友達だな。

大事にしたほうがいい。いつの日か救ってくれるだろう。

 

私の髪型の仕上がりはっていうと、こりゃなんともドーリーでキュートだ。

彼女をわたしの「可愛い」担当に任命する。